ワインとタパスとマドリッド
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Author:SOLLA
何を思いたったか突然仕事を辞めて日本を離れ、気がつけばスペインへ居ついてしまったSOLLAです。
2008年7月のマドリッドでの2度目のお引越しを機に、ブログもお引越し&新装開店。
新ブログもどうぞご愛顧ください。

2008年7月までの旧ブログ「ワインとタパスとマドリッド」はこちら

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ギリシア旅行に行ってきたおはし
7月まで滞在していたマダムたちが仰る「ギリシアに行きたい」
の一言で決まったギリシア旅行。

いとも気軽に言ってくださいましたが、
何しろ行ったことない国だし、文字はこんなだし、
google mapで地図を見ても肝心の細かいストリートの名前はギリシア語でちんぷんかんぷんだし。
しかも日本語のガイドブックといえば地球の歩き方ヨーロッパにある数ページの情報だけ。
ネットの情報も思ったより少ないし...。

スペインからはあまりメジャーな目的地ではないのか、
私が普段からよく使っている航空会社には直行便がないし
(辛うじてvuelingがバルセロナ-アテネを変な時間に出してる)
アテネくらいはいけるにしても(それでも航空券はかなり高価)、
島をめぐろうと思うと、体力的にも費用的にもものすごい大変な旅になりそうな予感...。
(移動もおまかせでオッケーなポーターサービス付のグループツアーと違って、個人旅行で、移動に次ぐ移動で毎日ホテルを変えるようなハードスケジュールの旅をするのは、もはや修行みたいなもんです。)

はて、どうしたものか、と思っていたときに思いついたのが
エーゲ海クルーズ!

ギリシアの島をいくつか回ってくれる上に
これなら断念したトルコにもちょこっと上陸できるかも。
そのうえ宿泊も食事もすべてついてるので手配も楽だし、荷物をもって移動の心配もいらない。
エーゲ海クルーズは競合も多いのか、価格競争も進んでいるので
移動費用・宿泊費用・滞在費用と考えれば、価格もかなりリーズナブル。

いろいろと調べた結果、イベリア航空だとマドリッド=アテネの直行便が
比較的安い価格であることも判明。
vuelingでの一人当たりの往復料金が、
バルセロナ乗換えで約300ユーロ近かったのに対して
Iberiaだと直行便で170ユーロ程度。

うん、これならいける!

ということで、最終的には
アテネ2泊して、市内観光した後、
アテネを出発してミコノス島、トルコのクサダシ、ピレウス島
クレタ島、サントリーニ島を巡る船上泊3夜のクルーズで
計5泊のギリシア旅行が決定したのでした。

しばらくの間、このギリシア旅行のお話を振り返ってみたいと思いますので
次回からどうぞお付き合いください。

atenas01.jpg
▲ギリシアといえば、これ。「アテネのパルテノン神殿」 もちろん、これも見てきました。



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テーマ:ギリシャ - ジャンル:海外情報

さらば、マダムたち
2ヶ月半我が家に滞在していたマダムたちが、昨日帰国しました。

"無事、帰国した"というには、最後の最後までいろいろとあったようですが
ともかく、家には着いたようです。

滞在中お世話になった皆様、どうもありがとうございました。
二人になりかわり、お礼申しあげます。

マドリッドでのロングステイで、
たくさんの人に出会って、たくさんの経験をして
きっといろいろと感じるところがあったのかな。
ギリシア神話やヨーロッパの歴史や美術や音楽などにも
興味が大きく広がったみたいでした。

あと、今回、日本を外側から眺めて、
日本の良いところ、悪いところも客観的に見る視点なんかもできた、
という話もしていました。

今までとまったく異なる歴史と文化に触れることは、
きっと大きな刺激になったことでしょうね。

かくいう私も、二人の旅にお供することで、
いろんな経験ができてとても楽しかったです。

これからしばらくは、スペインから持ち帰った有形無形のお土産を整理するのに忙しいでしょうが、
まずはゆっくり長旅の疲れを癒してください。
疲れがたまりすぎて、倒れないように...。


マダムたちとの旅と共同生活は、私にも刺激になりました。
仕事にいかせるアイディアもいくつか生まれそうな予感がしています。

そんなこんなで、毎日生まれるやるべきこと、
やりたいことがいろいろですが一個ずつ形に残していかねば。
空想上はいくらでも自由ですが、形に残さねば価値はないですからね。

そんなわけですっかりバカンスモードのヨーロッパですが
私はそんな優雅な身分じゃないので、夏はがっつり仕事します。

またいつでも遊びに来てくださいな。
まだまだ紹介したいマドリッド、スペインの素敵なところがいっぱいありますよ。

madams_nazare.jpg
▲最初の3人旅のポルトガル・ナザレの海を見渡す丘の上から。

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テーマ:スペイン生活 - ジャンル:海外情報

一人の天才アーティストの死
少し遅くなりましたが、マイケルの訃報のお話。

カスティーリャ・イ・ラマンチャの小さな街シグエンサに来ていた私たちは
ホテルのCNNのニュースでその訃報を知った。
なんだかそのニュースは、突然のことで驚いたのには違いないけど
どこかで「ああ、やっぱり」という気持ちも感じていた。

ここ10年いろんなことがあったとはいえ、ジョン・レノンやプレスリー、JBがそうであるように、彼が歴史に残るアーティストだったということを否定する人はきっといないと思う。
彼のように歌い、彼のように踊る人は、きっと今までいなかったし、これからも現れないだろうと思う。
11歳で天才ボーカリストとしてデビューし、成人してからも何度もブームをつくった
伝説的なアーティストだった。

高校生のときに、一度だけライブに行ったことがある。
ささやくような声で話し歌い、身体の内側から突き破るようなビートで踊るマイケル・ジャクソンは、熱い音楽と衝動を閉じ込めたマイケル・ジャクソンという脆い器のように見えた。

当時すでに30代半ばだったけれども、彼は誰よりもピュアで繊細で
成熟しない子供のようで、なんだか見ていると不安になる感じだった。
特にこの最後の10年は、「この人はきっと長く生きられない人だ」と
誰もが感じていたんじゃないかと思う。

そして、実際にそうなった。


私が好きな"Human Nature"という曲の中で、彼は繰り返しこんな風に歌っていた。

"なぜ?どうして? 
みんなは僕にに理由を尋ねるけれど
僕はただ「それが人間ってものだよ」と応える。
僕はその声にしたがって生きるだけ。
そんな風に生きるのが、結構好きなんだ"


"考えるんじゃない、感じるんだ。"
彼は「踊り」について、そう答えていた。

彼の、その壊れそうな身体の内側にあって「歌え!踊れ!」と突き動かすもの
そして、実際にその肉体を滅ぼすまで、彼を動かし続けたもの。

理由なんかない。
言葉では説明できない。
国境、人種、世代を超えて、私たちに彼から目が離させなくした「何か」。

彼を通して触れられる「何か」、それは確実にあったんだよ。

彼はもしかしたら、50歳まで不幸な子供であり続けたのかもしれないけど
でも、野生の動物が自分が不幸かどうかなんて考えないように
彼は自分の中の"Nature"に、忠実に生きただけのかもしれない。

そうであってほしい。
彼の音楽が愛した一人として、そう願わずにいられない。

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テーマ:スペイン生活 - ジャンル:海外情報

サンタルチアのムール貝は本当に美味しかった
サンタ〜ルチア〜♪
というカンツォーネを高校の音楽の時間に習った記憶がありますが
そのサンタルチア湾はナポリにありました。
(事前調査をしてなかったもんで、実は到着してから知った。)

ナポリ到着した翌朝、さっそくサンタルチア湾を見に行ってみました。

砂浜はありませんが、すでに海水浴&日光浴するヨーロピアンであふれてました。
IMGP7232_20090623053639.jpg

遠くに見えるのは、ヴェスヴィオ山。
ポンペイを一夜にして壊滅させた古代からの火山です。

IMGP7238_20090623053640.jpg

こういう適度に漁港な雰囲気は、なんとなく好きです。
絵になります。

IMGP7239.jpg



あ、海辺でムール貝の量り売りを発見!
IMGP7237.jpg


「どれくらいいる?」と聞いてくれるお兄ちゃんの言葉には、本当に心惹かれるけれども
ホテルに買って帰るわけにいかないので、これはここで食べて帰るしかない!


南イタリアもスペインと同様、レストランが営業を開始するのは
早くても午後1時半。
海が見える側のレストランからは軒並み断られて
唯一すでに厨房が開いていたその裏手側のレストランへ。

ムール貝が食べたいんだけど、スペイン語で言ってみても
英語で言ってみても(発音が悪いせい?)通じない。
いろいろやりとりをした末に理解したところによれば、
最終的に理解したムール貝のイタリア語はコッツェ(多分)。

このサンタルチアのムール貝が、私が生涯で食べたムール貝で最高に美味しかった!
貝殻は小ぶりなのですが、実に濃い風味の身がその小さな貝殻に一杯につまってます。

IMGP7253.jpg

ということで、引き続き貝三昧。
本当に美味しかったです。

このあたりの海は、プランクトンなんかが違うんでしょうか?
今まで食べたことない、濃厚なムール貝のうまみでした。
正直言って、初めてムール貝を心から美味しい!と思ったかも。

右の皿はZuppa(スープ)という名でしたが、もうほぼ貝です。
貝好きにはたまりません。
しやわせ。

IMGP7255.jpg



長いことかかったイタリア旅行記はこれでひとまずおしまい。
たらたらと書き続けたにも関わらず、読んでくださった方々、ありがとうございました。
まだこの後に行った、アテネの話とか、エーゲ海クルーズとか、イビサ出張の話とか、
アンダルシアのヒマワリ畑とカルモナ、バルセロナとか、書きたいんですが
それはまたぼちぼちと続けていきます。

「ワインとタパスとマドリッド」といいつつ、最近マドリッドの話がなかなか出てこないのは
ご愛嬌、ということで。
そのうちマドリッドの話もぽつぽつ書くはず、と思いますので
どうぞ気長にお付き合いください。



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テーマ:イタリア - ジャンル:海外情報

ナポリのファルネーゼコレクションが凄い
ナポリ考古学博物館のもう一つの見所は、ファルネーゼコレクションです。
世界で屈指のギリシャ・ローマ時代の作品のコレクションは圧巻です。
見所の多いイタリアの美術館の中でも、トップクラスを誇ります。

美術作品の中でも、彫刻(しかも大きいやつ!)が一番好きな私にとっては、垂涎のスポットです。


ファルネーゼ家は、ローマ教皇やパルマ公、スペイン王妃などを輩出したイタリアの貴族の家系です。

15世紀のルネサンスの頃に権勢を誇っただけあって、ファルネーゼ家の美術コレクションは本当に凄まじい。

これらのコレクションは、ローマのカラカラ浴場などで発掘されたギリシアローマ時代の彫刻作品は、ローマのファルネーゼ家を飾られ、その後、エリザベッタ・ファルネーゼがスペイン・ブルボン家が支配するナポリに嫁いだことから、ナポリへ移されることとなったのだそうです。

こういった彫刻がボロボロ発掘されるのも凄いですが、いくら名門貴族だからといって、個人の家に飾っちゃうところが、また物凄いです。
ほんとイタリアってすごい...。


「ファルネーゼのヘラクレス」

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「ファルネーゼの雄牛」
ミケランジェロが修復したのだとか。さすが。

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ゼートス、アムピーオーン兄弟が母親アンティオペーの復讐のために、テーバイの王妃ディルケーを暴れる雄牛にくくりつけようとしている場面を劇的に描写しています。
その後、この兄弟がディルケーを殺したことでデュオニソスの怒りを買い、更なる悲劇に発展してしまいます。
ちなみに、この兄弟の父親はゼウス。
要は、ゼウスが出来心でアンティオペーに手を出しちゃうところから、悲劇が始まる。
ほんと、はた迷惑な神様です。


それにしても、写真にするとあの物凄い存在感と臨場感が伝えられないのがもどかしい。

なにしろ、とにかく、物凄く「大きい!」のですよ。
正確なデータが手元にないのが残念なのですが、ヘラクレスは多分4-5mくらい。雄牛も、等身大1.5倍くらいの大きさです。
その肉体の存在感たるや、圧倒されるの一言につきます。

こんなコレクションが、個人宅(家って言っても、「宮殿」なんでしょうが)にゴロゴロしてたとは、ファルネーゼ家恐るべし。

IMGP7272.jpg

IMGP7274.jpg

IMGP7275.jpg

最も有名なこの二つの他にも、見るべき彫像は多かったにも関わらず、思ったより写真に残っていないのは、すっかり夢中になって鑑賞してしまったからでしょう。
ちょっぴり後悔。
記憶に残ってる、あれも、これも、写真に残しておけばよかったなあ。

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